三原さんとピエールドロンサール

3、4日前、三原さんの車に乗せてもらったとき、知らない人のおうちの庭を見てもらうために遠回りしてもらった。ラティスに絡まったピエールドロンサールという美しい薔薇を見てもらいたかった。
三原さんはdoketiのお友達の中では、最年長で団塊世代。「みんな、ご主人がうちにいるようになって、だあれも遊びに来てくれなくなった。」と、嘆いている。その三原さんから電話が来た。ランチのお誘いかと思ったら、ピエールドロンサールをゲットしたから、すぐ来いと。
呼び鈴を鳴らすと、玄関に勝ち誇った三原さんが立っていた。
三、「きょう、あのおうちの前を通りかかったとき、丁度、若奥さんが、自転車で帰って来てね。綺麗な薔薇ですねって言ったら、切って差し上げますって!私、綺麗ですねって言っただけなのにっ!doketiさんの分ももらって来てあげたから、持って行ってねっ。」
私、「三原さんに言っておけば、2、3年のうちには手に入ると思っていたけど、3日でゲットぉ!それって、凄すぎる!」
三、「あれから、毎日あの家の前まで散歩に行ったのよ。」
ははあ〜ん、ロンサールのストーカーをしてたのかあ。どおりで。怪しい人に通われないように、薔薇を切ってくれた訳だ。
そんなことがあって、土ヶ池家のキッチンには、美しい薔薇が生けられている。カップ咲きでインクを滲ませたようなピンクの花びらの周りを白い花びらが包んでいる。ほんとうにうっとりしてしまう。この挿し木は絶対成功させねば!こうなったら、三原さんの分も、メネデールを買って来ねば。