流石、パパの子

夜9時半、パートを終えてクタクタ。今夜は、スーパーの見切り品チェックに寄る元気も皆無。晩飯、、、どうしよう。外食はお金が掛かるしぃ。お肉があったから、ブタ丼にでもしよっか。
そんな事考えながら帰宅すると、香夏子が1人だった。
私「樹は?」
香「まだ、帰って来ないよ。」
また、学園祭の打ち上げかな。なんて、たかをくくっていたら、いよいよ帰って来ない。とうとう、終電も行ってしまった。じっとしていられなくて、終電を追いかけて、終点駅まで車を走らせる。11時45分。駅には誰もいない。手詰まり。
そこへ香夏子から電話。「お兄ちゃん、K駅だって。」K駅ーっ。流石、パパの子。
生きてた。良かった。でも、私の運転だと2時間は掛かりそう。途方に暮れる。
K駅周辺は何も無いので、樹は大きい街までタクシーで移動し、そこでマック難民化することに決定。最終連絡が終わったのは、1時を回っていた。
そう言えば、クタクタだった筈なのに、忘れてた。樹と食べようと思っていたので、夕飯も忘れてた。